新緑が美しい季節になりました。皆様には益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

本研究会は、聴覚障害をめぐる多様な議論の中にあって、聴覚障害児・者にとって「補聴(人工内耳を含む)とは」「聴覚活用とは」を語り合うことが必要ではないかとの思いで、1996年に神奈川県在住の聴覚障害教育や療育に携わっている教員、言語聴覚士、研究者らが中心となり発足した自由参加の会です。セミナー「補聴と聴覚活用を語るサマーフォーラム」を横浜や周辺地域でほぼ毎年開催してきました。

おかげさまで、714・15日に、令和初の「第21回補聴と聴覚活用を語るサマーフォーラム」を開催することとなりました。

サマーフォーラムの特徴としては、他の研究会にはあまり見られないフリートーク(放談)を大切にし、参加した皆さんが主体となり、ディスカッションを深めたり、異業種間の交流を深めたりする機会を設定していることです。分科会、放談会で、聴覚障害児者の支援や研究に関わる方々が、それぞれの立場で自由に話し合っていただければと考えます。

今年度も、補聴や聴覚活用について、皆様と語り合えますことを楽しみにいたしております。

令和元年 61
補聴と聴覚活用研究会
共同代表
舞薗恭子・村上たか子・中川辰男